投稿日:2005-09-19 Mon
観光地キプロスの中でも、我がパフォスは年中観光客の途切れるときがありません。 そんな風ですからめったに観光客で賑わう繁華街には行きませんけど、レストランなどでは観光客と隣どうしになったりするのは避けられません。
観光客の半分強はイギリス人、他はドイツ人やオランダ人が主で、北欧やフランス、東欧の人たちがそれに続きます。
先週友人のレストランで背中合わせでお隣になったテーブルは、8人の小グループ。
なにやら楽しそうではあるけれど、声が大きくなったりレストラン中にこだまする様な笑い声が四六時中あがるのが残念。
大声があがるたびに夫と目を合わせて眉をひそめていましたけど、そのうち二人の興味は聞こえる話し声に引きつけられました。
「ドイツ語じゃないねぇ」
「オランダ語でもないし・・・」
「ラテン系じゃないようだね」
「北欧系の言葉?」
「ロシア語とも違うと思うけど・・・」
聴覚を鋭くして聞けども、知っている言葉が一つも出てきません。
そのうちウェイターがテーブルに行って英語で話しかけると英語で答えていますから、英語の分かる人たちのようです。
それも極自然体で英語で受け答えしているところをみると、英語が第二言語として一般市民に浸透している国の人たちに違いありません。
オランダ語じゃないし、私たちの知らない北欧の言葉?
通りかかったオーナーに「あのテーブルの人たちはどこの方たち?」と訊いたら、私たちを交互に見回してさも可笑しそうに笑いながら、「あと10分あげる」と言って行ってしまいました。
陽気に話し笑っている8人はいかにも気のよさそうな人たちでしたから、夫が意を決して一番近くにいる小父さんに訊きました。
「さっきから私たち二人で推測していたんですけど、まるで分からないんです。皆さんがお話しになっているのはどちらの言葉ですか?」
「○×☆#!@&%!!! うあっはっはっはっは・・・」
向かいの奥さんらしい女性が、
「#!%^+*!あはははは。彼ったら一日中呑んでたから、もう酔っ払っちゃって・・・。あなたはイギリスの南部ですよね」
会話を聞きつけた傍の4人も笑い出して、反対側の端にいる二人に説明している様子。そして・・・全員爆笑。
小父さんと小母さんが二人で漫才よろしく説明してくれました。
「ブラック・カントリーって知ってぇぎゃ? ブラックってぇのはね、せぎだんのこった」
「ちまりね、バーミンギャムからもちっと行った○×☆#!@&%で、☆○×との間。わがらね? バーミンギャムは知ってぇでしょ? 炭鉱が盛んだった頃はしょっちゅう新聞に出るとこだったけど、今ぁ静かだもんねぇ」
「ちまりだ、はなしてだこどばってぇなぁ、えーごだ。えーご。がははははは・・・」
「今はなしでるのは、あんたたちに合わせて標準語だけど、わたしだぢの訛りは、わかんないかもねぇ。はははは・・・」
小父さんの隣がお二人の息子さんで、その向かいの小母さんのお隣にいるのが彼のフィアンセ。木曜日にパフォスで結婚式を挙げるんだとか。
今頃はパフォスでハネムーンをお楽しみの頃でしょうか。
というわけで、英語を聞き取れないからという英語恐怖症の方は、ちっとも恥ずかしがることも怖がることもないのです。
イギリス人にだって理解できない英語もあるんです(笑)
こんな会話
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